ウクライン療法
ウクラインは植物のクサノオウから抽出したアルカロイド成分と、抗がん剤として使用されているチオテパを融合させた薬剤です。
ソ連崩壊後、主にヨーロッパを中心にがんの代替医療に使用されています。
その抗がん作用については20年以上前から研究が行われており、培養細胞を使った実験や動物実験では、非常に優れた抗腫瘍効果が数多く報告されています。
人間における有効性を示す症例報告や臨床試験も数多く発表されており、報告されている症例報告や臨床試験の結果は、
標準的治療が効かなくなった進行がん患者に対してウクラインを使用してみる価値があることを示唆しています。
クサノオウ
クサノオウ(Chelidonium majus L.)はケシ科の植物で、抗がん作用についても古くから薬草書に記載されています。
ヨーロッパの一部、メキシコ、アラブ首長国連邦ではがんの化学療法薬として、アメリカ、オーストリアでは膵臓がんに対する稀少疾病用医薬品として認可されています。
漢方では「白屈菜(はっくつさい)」と呼ばれ、止痛・止咳・解毒の効能があり、胃痛・黄疸・皮膚疾患などに用いられています。
民間療法では、湿疹やイボに、生の汁を塗布したり煎じ液で洗浄する治療法が行われています。
ウクラインの特徴
- 投与から数分でがん細胞に集積
- 正常細胞に影響がない
- 投与許容量(TI)が1250と高く副作用が少ない(通常の化学療法剤は1.4~1.8)
- 低用量で免疫機能の活性化
- 血液脳関門を通過する
- チューブリンの重合を阻害
- DNA、RNAの蛋白合成阻害
- がん細胞分裂をG2/M期で停止
- 血管新生阻害作用
- 耐性に関する報告はない
- 自己蛍光発色作用
ウクライン療法が適している方
ウクライン療法が適応となるのは(1) 標準的ガン治療が無効の場合、(2) 標準的ガン治療の効果をより確実にする、(3) 代替治療を希望する場合などです。 有効な抗ガン剤と併用することができます。 この治療が有効なガンの種類についてはまだ研究段階ですが、これまでに結腸・直腸がん、乳がん、膀胱がん、前立腺がん、卵巣がん、子宮頚がん、子宮体がん、 口腔がん、小細胞性肺がん、非小細胞性肺がん、頭頚部がん、精巣がん、様々な肉腫、悪性黒色腫、悪性リンパ腫で有効であったと臨床研究論文あるいは事例で報告されています。
メディア紹介

当院院長によるウクライン療法症例報告が雑誌に特集されました。
癌先進補完医療研究会発行『統合医療でがんに克つ Vol.10』ウクライン点滴療法特集にさくらクリニック院長・堂園貞巳によるウクライン療法症例報告が掲載されました。
鹿児島における希望のあるがん治療の拠点として
―ウクライン療法など期待以上の効果(掲載内容抜粋)
- 一人ひとりの体に合った副作用のない最新医療を提案
- [症例]低分化型有棘細胞腫憎悪傾向の皮膚がんが消失(100歳女性)
- [症例]小細胞肺がん・呼吸困難もなく経過良好(78歳男性)
- [症例]右肺がん・呼吸苦の自覚症状改善(71歳男性) など




